5つの分科会の
概要案内
(071231現在)


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■5つの分科会の概要案内(071231現在)


分科会1  サンゴ礁保全と環境教育
分科会2  海辺のクリエーター入門
分科会3  地域と協働した海辺の環境教育
分科会4  海藻題材の海辺の環境教育ワークショップ
分科会5  水族館と連携した海辺の環境教育


 フォーラムでは、プログラムの中で、各テーマごとに分かれた分科会で、より参加者の関心の深いテーマについて議論、意見交換、情報交換、提言を行います。
 今回のフォーラムでは下記の5つのテーマの分科会を設けました。
 各分科会のテーマ、概要と担当は下記の通りです。
 参加申込者は事前に、この概要を読んでどの分科会に参加するかを、申込アドレスまでお知らせ下さい。
 各分科会には定員があり、先着順で決めていきますので、第二希望の分科会になることがあります。出来るだけ早く申込を済ませて希望の分科会に参加表明されることを強くお勧めします。

分科会1  サンゴ礁保全と環境教育

「 もっと、サンゴ礁保全のための環境教育」

担当:海辺の環境教育フォーラムサンゴ班


 今年は、いよいよ国際サンゴ礁年。世界各国で、サンゴ礁について理解を深めるための普及活動やサンゴ礁保全活動が展開されることになっています。日本では、環境省が骨組みを作り、企業やマスコミ・NPOなど様々な立場の人々が集って、各地で話し合いを進めています。
 昨年、神奈川県三浦半島で開催された海辺の環境教育フォーラム2007では、「サンゴ礁保全のために、環境教育に関わる人たちが、サンゴ礁を離れた地域で何ができるのか?」をテーマに、分科会に参加した約30名が、下記の4つのグループに分かれて話し合いました。
1.サンゴ礁地域とサンゴ礁から離れた地域が連携してできること 
2.日々、是、サンゴ礁(サンゴ礁のことを日常的に意識してもらうには?)
3.1・2・3ゴ少年(国際サンゴ礁年2008での具体的な取り組み)
4.海辺の環境教育フォーラムコラボレーションとして取り組めるサンゴプロジェクト

 ここで議論された企画のいくつかは、昨年すでに実践され、着々とコレボレーションが生まれています。また、この流れで、有志が国際サンゴ礁年の環境教育ワーキンググループを立ち上げ、2008年に具体的にどのような活動ができるかを継続して議論してきました。 
 今年のサンゴ分科会では、去年から実践されてきた活動、サンゴの白化情報の募集やサンゴ15プロジェクト(協働によるサンゴ教材開発)などを紹介し、情報を共有した上で、今後について具体的に議論していきたいと思います。情報提供やご提案をお待ちしています。もちろん、今年初参加の方も大歓迎です。

分科会2  海辺のクリエーター入門

担当:こばやしまさこ、なかのひろみ


 たとえば、海のイベントを開催するとき、いろいろな印刷物をつくります。
 ポスター、開催要項、プログラム、レジュメ、パンフレット。
 作り方のポイントは、なんといっても、海への思いを込めること。そして、ほんのちょっとしたスパイスで、その思いは作り手から読み手によりクリアに伝わります。
 この分科会では、まず、そのスパイスの調合方法を探ります。
 加えて、もう一歩踏みだして、プロフェッショナルなお話も考えています。
 海のお話をつくる方法。海の本をつくる方法。そして、売り込む方法などがそれ。
 内容については、まだ大まかにしか決めていません。
この分科会の参加者が何を求めているかによって、まとをしぼっていきたいと思っています。

□私が書いた海のお話を本に出版したい。
□グループで活動してきたことを一冊にまとめたい。
□雑誌の特集記事を売り込みたい。
□これから、プロのライター、エディターをめざしたい。
などなど、いろいろな思いがありますね。

希望があれば、
□海の絵本をつくる
□個々の作品を持ち寄って、ブラッシアップ!
□ポスターをつくる
といったワークショップも範ちゅうに入れます。
 ファシリテーターはなかのひろみとこばやしまさこ。また、なかのひろみと絵本づくりのタッグを組むデザイナーが、スペシャルゲストとして参加予定です!

分科会3  地域と協働した海辺の環境教育

−相互理解と共感を通じた地域共生型「海辺の環境教育」の実践に向けて−

担当:富田宏(株式会社漁村計画研究所)


 海辺の環境教育が、自然をいつくしむ豊かな心や共に生きる力を育み、次代を担う子どもたちの情操面で大きな効果を持つことに異論をはさむ者はいないであろう。しかし、そんな海辺の環境教育のフィールドを、同時に、伝統的な漁業や漁村の生産や生活空間と共有せざるを得ないことから、往々にして「海は誰のものか」という古くて新しい問題に突き当たる場合がある。つまり、環境教育を始めとしたエコ・ブルーツーリズム型の利用と地域の漁業や生活利用が、空間的・資源的競合の中に成り立たざるを得ないことが、時に、問題を複雑にしている。

 一定の漁業を営む権利と海の環境や資源の保全・管理義務を骨子とした漁業権を背景に健全な漁業が営まれていることが、実は海辺の環境維持や保全に大きく貢献している事実は、漁業関係者以外にはあまり知られていない。漁業の立地が、高度経済成長期の無秩序な沿岸域の埋立開発等の歯止めになったし、漁業関係者自身が自発的に海の環境保全活動に取り組んでいる例も多い。一方、海辺の環境教育を始めとした多様な海の利用も、健全な自然環境があって初めて成り立つ。つまり、優れた自然環境を維持・保全し、活用していこうとする立場は双方が共有している。しかし、利用目的や形態の違いが、場合によってはトラブルに発展してしまう可能性をはらんでいる。

 もちろん、一方で活動がうまくいっている地域も多い。では、うまくいく、いかないかの差は何なのだろう。

 一部に、漁業と環境教育活動に関わる当事者間の不信の構造が存在するとしたら、それは、異なる価値観をお互いが知り合い、理解し合い、共感し、協働するという地道なプロセスを踏んでいないことが最も大きな起因ではないだろうか。お互いの立場や考えを根気よく相手に伝える努力無しに、相互理解や共通の解決策を模索する関係は構築できない。
 本分科会では、海の利用の先達である漁業や生活に敬意を表しながら、相互理解と共感の扉を開き、あるべき「地域共生型の海辺の環境教育」を育て、実践していくための現実的課題とプロセスについての議論を深めたい。
 顔が見えないまま、抽象的で凝り固まった先入観同志の間に、決して信頼関係など生まれるものではない。つまり、知らないことが不信につながるのである。本分科会が、価値観の違いを越えて、ざっくばらんに胸襟を開いた参加者による、問題の本質と解決の可能性についての自由な意見交換の場となることを期待している。

分科会4  海藻題材の海辺の環境教育ワークショップ

「海藻ワークショップinいえしま」

担当:松本ひろこ(NPOたじま海の学校)


 「海藻」について、基礎知識から海辺での遊び方などについて一緒に学んでみませんか?実際に海藻を観察し、その後にワークショップ形式でのセミナーを行います。
 ポイントや季節によっては、ダイビングやスノーケリングではむしろ邪魔者にされていた海藻も、見る視点を変えることで、とても興味深い題材となるでしょう。専門家・研究者と一緒に海藻の観察を行い、ディスカッションすることにより、海藻に関する目からウロコのお話が続出です。
 今回の教材は、この分科会のファシリテーター松本ひろこ(NPOたじま海の学校)と相楽充紀(元静岡県水産試験場伊豆分場研究員)が2007年3月にNPO-JCUE(日本安全潜水教育協会)から発行した海藻入門書『海中ガイドのための水中ミニフィールドブック』を使用します。まずは海藻の基礎知識を頭に入れた後、「海藻おしば」だけではない、海藻の愉しみ方について実習及びディスカッションをする予定です。
 兵庫県には日本海と瀬戸内海という2つの性格の異なる海があります。異なる海には異なる食文化があり、海藻もまた然りです。日本は海に囲まれた島国なので、地方により海藻の名前も食文化も異なってきます。

    「海藻」+「地域」=「食文化」

 今回は海藻の愉しみ方の一つとして「食文化」に注目したいと思っています。
 今回のワークショップは、主に屋内で行うため、環境教育プログラムでのいわゆる「雨プログラム」としても活用可能です。海藻を勉強したくてもよく分からないから今回是非勉強してみたい、そんな方のためのワークショップであり、一人でも多くの海藻ファンを海辺フォーラムで増やすための入門的内容です。したがって、海藻の専門的知識を既にお持ちの方にとっては、簡単すぎる内容なので、他の分科会を選択されることを強くお勧めします。

ワークショップ内容(予定)

『海藻の基礎知識(講習)』
 ☆海藻と海草のちがい 
 ☆海藻の赤・茶・緑の3グループについて 他

『海藻を愉しもう(実習)』
 ☆日本海と瀬戸内海での海藻食文化の違い
 ☆海藻の食材を食べてみよう
 ☆海藻を通じてできること感じることをディスカッション

協賛・協力 
 NPO-JCUE(日本安全潜水教育協会)
 NPOたじま海の学校
 相楽充紀(元静岡県水産試験場伊豆分場研究員)

分科会5  水族館と連携した海辺の環境教育【改訂版】

−水族館は海の入り口!!−

担当:田中広樹、伊東久枝、渡辺未知


 水族館は生き物を飼育展示するだけではなく、利用者の水族館見学を補助する教育プログラムを提供しています。最近では専門の部署を設け、教育担当者が専従する館も多くなっていますが、利用者の多様なニーズに十分に応えることは水族館単独ではなかなか困難といえます。そんな中、市民ボランティア受入れの仕組みを作ったり、地域の講師を迎えたりと、外部との連携を図る水族館もみられはじめています。

とはいえ、学校の教師やNPO、自然学校等で活動する人が、水族館と連携して何かをしようとする時には、まだまだ障害も多いというのが実情のようです。水族館スタッフは生物の飼育技術の専門家ばかりで、教育や市民との協働のスキルに乏しい、などという誤解(?)や、そもそも教育なんてまじめに関わっていたら採算が取れず運営が成り立たない!?などというがっかりする話も聞こえてきます。この「水族館との協働の壁」は、どうやって乗り越えていったらいいのでしょうか。

 最近では、水族館をうまく活用して、外部の団体が環境教育プログラム等の事業を行う事例が増えてきています。一方の水族館側の意識も、時代の変化とともに変わりつつあるといえます。水族館と外部との協働を成功させるには、両者にはどのような考え方や配慮が必要で、またそれらの間を取り持つコーディネーターには、どのような資質や能力が必要なのでしょうか。お互いの役割をよく理解しあって分担すべき部分もあれば、両者が手を携えて同じ役割を担っていく部分も必要かもしれません。「水族館(教育)の問題」「NPOの問題」「学校の問題」「協働ということの問題」などと切り分けて考えてみたり、これまでの事例の成功要因や失敗の分析をしたりすることで見えてくることもあるでしょう。水族館をもっと活用したくてウズウズしている市民にとって、また水族館をもっと活用してもらいたくてモジモジ?マゴマゴ?イライラ?している水族館スタッフにとっても、「こうすればうまくいく!」というアイデアや話の持っていき方を共有したいですよね。

 この分科会では、水族館やNPO、自然学校、学校関係者、水族館のプログラム参加者、水族館好きな一般の方々など、様々な立場の人が集まって経験やアイデアを出し合い、お互いに気づきあい、学びあう体験を共有したいと考えています。スタッフを含めたすべての参加者が対等な関係で参加できる学びの場を作り、水族館をもっともっと活用するための具体的な仕組みや仕掛けのアイデアを生み出し、今後につながるネットワークを作り上げられれば、と考えています。そして何よりも、みんなが元気になって帰れるような、エネルギーいっぱいの分科会を目指したいと思います。




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